『ルーシー・クラウンという女』アーウィン・ショー、初訳時『湖畔の情事』

 Irwin Shaw,アーウィン・ショーの1956年の作品、「Lucy Crown」が原題、邦訳は最初『湖畔の情事』で1959年、その 後、現代に沿った『ルーシークラウンという女』で1987年に 大和書房から、最初は三笠書房、訳者は同じ佐伯彰一。  ストーリーは1955年のパリに始まる。初老に近い美しい アメリカの中…
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正直、自民党には痛い、「山上容疑者」の開けたパンドラの箱、だがメディアも勝共連合に触れない、アンタッチャブル

 山上徹也容疑者が「オウム裁判で大量死刑執行が行われた ことへの抗議」ともし云えば、まさに政府、自民党は願った り叶ったりの好都合な動機だっただろう。カルト宗教のテロ の危険性とメディアもろとも大々的な正義の装いのキャンペ ーンが可能となっったから。だが意外な理由、「母親が統一 教会に多額の金を寄付させられた」、これは微妙…
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高校の卒業証書を再発行してもらいました、受け取り後、迷わず焼却処分、筒だけが残った

 まず卒業証書の再発行は現実、あり得ない、というのが通り 相場であり、ネットでもグーグル検索したら冒頭で「卒業証書 の再発行はありません」とある。あるサイトの、グーグルが その検索に応じるベストなサイトとみなした、その中の引用で ある。だが、現実、私は卒業証書の再発行をしてもらった、そ れ自体は空前絶後でも、そこに悲しい、…
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『詐欺師フェーリクス・クルルの告白』トーマス・マン、皮肉で逆説的な芸術家小説

 トーマス・マンといえば日本でも著名な『詐欺師フェーリ クス・クルルの告白』貴族を騙して上流社会を煙に巻いた実 在の詐欺師の回想録からヒントを得て書かれたという。どこ までオリジナルになり得たのか。作品は古い、1911年から断 的に発表され、マンの死の前年、1954年に「回想第一編」と して出版された、未完の長編である。し…
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