『定本 高浜虚子』1953,水原秋桜子、虚子の門下になってから訣別までの自伝 水原秋桜子、高浜虚子とも俳号の最後が「子」である。こ の本はまだ入手可能だと思う。2000年に永田書房から再刊さ れている。題名は人物論みたいだが、実際は大正9年、1920年 に秋櫻子が虚子の門下となってから昭和6年、1931年に訣別ま での10年余りの秋桜子の自伝である。ちょっと散文の勉強をし たかったのか、と思える実… コメント:0 2022年08月23日 続きを読むread more
安倍元首相の狙撃事件が何故、統一教会と関わる政治家の魔女狩りに収斂するのか 私はいたってリベラルな人間で、と自分では思っている。 だからこそ、政治信条、宗教的信条などで人が差別迫害さ れてはならないと痛感する。私が大学時代はかっての原理 研と対立していたのは事実である、それは左翼学生の学外 への追放という手法に反対していたからである。だが、誰 であろうと政治信条も宗教的信条も自由である。現在の … コメント:0 2022年08月23日 続きを読むread more
宝塚、懐かしの写真館(197) 梢音羽(星組・演劇科)昭和12年6月『歌劇』 テーマ・誰の知らない私の一面、より、 梢音羽(星組・演劇科、男役)私は泣き虫、笑い上戸で 子供好き、騒ぐのが好きで、また憂鬱な人間、変に思われ ますが、これが私なんです。 お芝居や映画に子供が出ると可愛くてたまりません。また ゲラゲラ笑ったり、涙ポロポロで観劇、後で恥ずかしい思い に襲われます。 何しろ… コメント:0 2022年08月23日 続きを読むread more
井上靖『楼蘭』は文学作品か?桜蘭への過剰な思い入れが現実離れの美化、詩情につながった 井上靖の西域もの、は著名な作品が多いが長編の『敦煌』 とならぶ高い評価は『楼蘭』である。1959年、講談社から 短編集として『楼蘭』を刊行、1950年代の作品群はまこと に超人的だ。現代ものから中国もの、西域、自伝もの、戦国 もの、それぞれで恐るべき多作である。その中から1959年の 『楼蘭」ある意味、批判を隔絶する名作… コメント:0 2022年08月23日 続きを読むread more