新川二朗さん、最高の名曲は『指切りの街』1963.か

 新川二朗さんが亡くなられらた、本当に昭和の香りの漂う 歌手であった。よく知られた、というか、ひたすら「東京の 灯よ、いつまでも」1964年、東京五輪にあやかった歌だった がデビュー曲ではない、デビュー曲は「君を慕いて」である。 作曲、佐伯としを、作詞、下條秀人であるが初期の名曲を 次々と生んだ。あの当時は実は毎月レコーデ…
コメント:0

続きを読むread more

加藤周一『言葉と戦争』戦後最大の激動の1968年の世界についての論考

 たしかに1968年は戦後世界の最も激動の年であった、日本 の超高度成長はその絶頂に近づきつつ合ったが、世界の情勢 もまたあらゆる意味での混迷だったと思う。国内では大学紛 争の胎動が顕著だった。  で、同じようなタイトルの本が二人の新たな著者を加えて その後出ている。そえrは加藤周一論文集でこの1969年初頭 の本と…
コメント:0

続きを読むread more

宝塚、懐かしの写真館(198)三代あづさ 「欧州旅行の大晦日」 『歌劇』昭和14年5月号

 「ドイツでの大晦日」三代あづさ、  フライブルク、1938年12月31日、晴れ、八時半稀少  午前11時から市庁の招待でニュース映画を見に行く。 フライブルクの写真がとても綺麗だ、呱々はもうスイス に近いので、風俗などはベルリンなどの北部とは大いに 異なっている。古風である。映画は夏の風景だった。山 の中の湖水で女性が…
コメント:0

続きを読むread more

吉行淳之介『浅い夢』1970,「い、ろ、は・・・」すべての章を揃えた趣向を凝らした作品

 誠にもって趣向を凝らした作品である。1970年当時、吉行 さんはこういう作品を書いていたとは、と今さらながら。「 いの章」、「ろの章」という感じで「い、ろ、は」四十八文 字をそれぞれの章に戴くということで話が展開する。  小説家の牧村英太は、雑誌社から現代版いろはがるたを依 頼された。その牧村家に、友人の息子の矢田鉄…
コメント:0

続きを読むread more