小林信彦『冬の神話』1962,集団疎開の散々な悲惨な地獄の体験、飢餓と非人間性の限界状況 B29による本土戦略爆撃が現実化し、次々と都会の住人が 地方、田舎に疎開した。国は「疎開は銃後の戦闘だ」と叩き 込んだが、実際、その学童集団疎開の実態は「銃後の戦闘」 どころではなかったかもしれない。これも地域で差異がある のだろうが、小林信彦、1932年、昭和7年生まれ、東京生ま れ、東京育ちで千代田国民学校在学中に埼… コメント:0 2022年08月30日 続きを読むread more
宝塚、懐かしの写真館(201)御劔敬子(雪組・演劇科) 「故郷、大阪の新春」 『歌劇』昭和12年1月 「故郷、大阪の新春」御劔敬子(みつるぎけいこ) 煙の都、塵の都、そして工業の都としての大阪が私の懐かし い故郷なのです。 みなさまの故郷は山もあり、他にもあり、森もあると思い ますが、私のふるさとは煙突が林立する漠々たる響きに明け 暮れます。その大阪にも又、幾度目かの正月が訪れました。 島の内の心斎橋近くで… コメント:0 2022年08月30日 続きを読むread more
『ニューヨーカー短編集Ⅰ』早川書房編集部、これも文学であることは確かだ 1925年2月17日に創刊され、現在も連綿と続く稀有な雑誌 『ザ・ニューヨーカー』だが、ともかく一つの雑誌が商業的 に成功し、長く続くなど洋の東西を問わず、容易なことでは ない。さらにその雑誌がその国の文化に貢献となると、さら に至難であると思える。 で、?アメリカ文学関連の本にこうある。 「その存在感は一… コメント:0 2022年08月30日 続きを読むread more
柴田の赤い手袋、明らかなルール違反がなぜ見過ごされたのか? 全く蒸し返すようだが、V9時代、あの柴田の赤い手袋、塁 に柴田が出たらおもむろに着ける赤い手袋、実は明らかなルー ル違反だったというのである。 あの赤い手袋とはドライブ用の手袋だという、野球で使う ものではない。よりによって色が赤いというのが問題なので ある。大下や川上の赤バット、青バットも禁止された。ルー ルブ… コメント:0 2022年08月30日 続きを読むread more