山口瞳『人殺し』1972,殺伐たる題名だが秀作というしかない 山口瞳はひょうきんな作品もあるが、それが知られている と思うが、実は純文学の秀作に事欠かない。その代表が『人 殺し』なんとも殺伐たる題名で、それはそれで損をしている にせよ、秀作と云わざるを得ない。 全く如何なる快楽も陶酔もない情事があるなら、、それは すあんわち地獄に行くようなものだろう。山口瞳の小説は、そ … コメント:0 2022年11月28日 続きを読むread more
徐州陥落と都井睦雄事件、「津山三十人殺し」を生んだ日中戦争!大戦争、大量殺戮の序曲 事実ではないが、誤りとして横溝正史『八つ墓村』角川 文庫初版の解説で、関連する過去の事件として、昭和13年、 1938年5月21日未明、岡山県加茂郡西加茂村で起こった都井 睦雄の大量殺人事件を挙げている、そこで「戦時下で新聞 報道もなされず」と中島河太郎さんの解説、これが全くの 誤りであることは当時の合同新聞(戦後の山… コメント:0 2022年11月28日 続きを読むread more
イヴァン・イリッチ『脱病院化社会』1979,今こそ読まれるべき「医原病」社会の告発 今や既成メディアは薬害、医原被害などの告発は毛頭なく、 逆に最低限の治験を主張する人たちに向かって「デマ」、「 誤情報」と罵倒し続けるなど、行き着くところまで行き着い た愚民化洗脳社会を呈している。1979年に日本語訳出版と やや古いが基本的なコンセプト、主張の正当さは増すばかり だ。この本は古書だが、同じ著者による「… コメント:0 2022年11月28日 続きを読むread more