モーリヤック『仔羊』1957?「聖人」像からかけ離れた凡庸で惨めな青年を描く

   モーリヤックは日本で親しまれている!フランス人作家で あるが、この作品、『仔羊』はそれまでのモーリアックの 作品にはあまり登場していなかった人間が描かれている。 それは「聖人」である。  カトリックの家庭に育ち、キリスト教作家という性格が強 いが、作品中で描いてきたのは罪や愛欲にのたうち回る男女 が多く、モーリア…
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日本代表、寝ぼけた戦いでコスタリカ戦に敗北、こんな日本など決勝トーナメント進出の資格なし

   全くドイツ戦の前は「どうせダメ」予想外に2-1で勝利、 国内メディアは「コスタリカに勝てばドイツとスペイン戦 の結果では決勝トーナメント進出が決定、ともうスペイン に大敗したコスタリカに勝つのは当然という記事、コメント で溢れたが、だが、・・・・・日本勝利後、ドイツ側から 警告が日本代表に発せられていたのだ。  …
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遠藤周作『死海のほとり』1973、イエスの奇蹟はすべて後世の捏造、ただあり得ない「愛」を説いただけと

   この小説は遠藤周作さん自身のイエス像を探ったもの、と いうよりはイエス像を探る、その過程を辿ったものと云うべ きだろうか。この小説は2つの別々の筋が相互に進行する構 造を持つ。  一つはイスラエルを訪れた「私」の見聞記でらい、もう一 つはその昔、イエスの周辺にいた人間を一人ひとり、「群像の 一人」というタイトルで…
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