宮本常一『庶民の発見』講談社学術文庫、農民の視線での民話の章が白眉

 この本は1961年、昭和36年に未来社からまず出版されて、 その後、、現在は講談社学術文庫から出ている。・・・・・ 歴史は庶民、と言って少し前までは庶民とは農民といって よかった日本である。その庶民、すなわち農民レベルで歴史 が語られているだろうか、無数の底辺に生きる人々、まさに 底辺の圧倒的中核は農民であった。その歴史…
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オンライン資格確認、国は念願の国民総背番号制を達成、逆に保険医療機関は数知れないリスクを背負い込むのみ

   既成メディアは本当に行政の洗脳、愚民化の道具である。 厚労省が「オンライン資格確認」の「メリット」をそのサイ トの天文学的と思えるほ並べ立てているが、現実のメリット はほぼない。昨日だったか、そのシステムを利用して「オン ライン診療」といえば既成メディアはそれをそのまま伝える だけではなく喝采である。「新型コロナの時代…
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堅山南風「大震災絵巻」、真如円所蔵より、逃げ惑う群衆、朝鮮人への虐殺行為など

 大正12年、1923年9月1日、関東大震災は東京の街に大火災 とすさまじい旋風を巻き起こした。それは米軍がB29での 東京大空襲に際し、関東大震災を徹底的に研究したことにも つながる大惨事だった。堅山南風はそれを歴史の証人として 描いた。多くの場面があるが流言飛語で朝鮮人への虐殺が起 きたことは明確な歴史的事実との証左に…
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加賀乙彦『帰らざる夏』1973,上層部に行くほど都合よく豹変した日本を問う

 戦後は遠くなりにけり、全く戦争を知らないというより、 戦争の実体験を聞いたこともないような世代が日本も圧倒的 になって右翼化ばかりが進む、戦争肯定、皇軍肯定こそが愛 国という風潮である。私などは直接、戦地に赴いた人の話を 幼いころからいやというほど聞いた。日中戦争従軍の人だっ たが「戦争が終わったら、それまで全然見え…
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とぎれとぎれのバラ日記(50)安易にバラに近づくな!必ず手袋着用を徹底

   バラの栽培だが、本当に病気が多く、つまり当り前な抵抗力 もなく、また害虫もやたらつきやすい。だが害虫類などを除く 「動物」の接近には強力な武器を持っている。刺である。バラ の棘は本当に怖い、鋭利さは比類なく、何段階でも分離して 動物の体内にはいる機能がある。  いつだったかバラの枯れ枝を外の林に捨てようと思い切り …
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