堤邦子『流浪の人』1957.全くの女性趣味の作品だと思うが、その後の波乱の人生のを予見させる

 堤邦子、あのセゾンの堤清二の妹である、顔は兄と似ている。 清二が1927年、昭和2年生まれなのでその妹だから、といって わたしがいつか書いたように清二の産みの母親は不明である、 戸籍は操である、さが確証はない、でも清二と邦子の顔は似て いる。父親は無論、康次郎にせよ、母親は誰なのだろうか?  この1957年、昭和3…
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醜悪の光景、ブログを書く私と書かない私

   さて、2019年5月22日に再出発した私のブログだが、もう少 しで4800回、というところ、ブログなど誰でも書くから、要は 内容だと思う。しかし、ブログを書く私はブログを書かない私 より、たしかに醜悪だと感じる。、ま、どっちみち、私は醜悪 な存在なのだ。同じことを言い換えれば、ブログを書く私は、ブ ログを書かない私を、…
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井上光晴『あの子たちの眠った日』空虚な日常生活での動機なき殺人

 単なる動機なき殺人では真の意味での推理小説、スリラー になりにくい。誰がどういいう動機、明確ではなくとも、なぜ 殺したのか、金か、怨恨か、愛欲が満たされないからか、それ 以外の動機もあるだろう、数多く、あるだろう。云うに云われ ぬ動機もあるだろう、カミュの『異邦人』の太陽のせいだ、な どはウソだろう、だが、動機なき殺人…
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何歳になろうと心境に変なし、常にゼロ状態

 チェーホフの「ワーニャ伯父さん」、その伯父さんが「 自分なんかいな、ただいるような気がしているだけさ」、 「もーいつもあんなことばかり言っているのよ」と言い返さ れて、・・・・・でも雰囲気はわかる。「本当に、自分なん て者がいるんだろうか、そんな気がしているだけ」、ああ、 すべては儚く空しいのだが、バースデーは近い、日本…
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