坪内念典『世紀末の地球儀』1984,短詩型、定型詩の本質と可能性

 京都在住のなんとも気鋭の若手俳人も、現在は78歳か、その 1984年の記念碑的著作、1944年生まれだから40歳にもならぬ頃 の思惟が凝集された著作だ、  坪内さんの情熱はほとばしっているかのようだ。文学が衰退 するというときは、それは即、言語が衰退しているということ にほかならない。換言すれば、広義の文体の創造こそ…
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クロアチアは日本としても戦いにくい、いやな相手

   さて、今夜深夜、日本代表は決勝トーナメント第一戦、ク ロアチアと対決する。日本が初めてW杯に出場した時、同じ グループリーグだった気がするが、ストライカーのスーケル がいてかなり散々にやられたと思う。東欧系のチームは正直 、手ごわいし、クロアチアは特にである。  前回のW杯ではクロアチアは準優勝、強豪である。ラ…
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マスクで人の表情がわからない!子供たちが目つきだけで判断する猜疑心の塊にならないか

   もはや生まれてマスクをつける生活しか知らない世代が育っ ている。マスク自体は遠い昔に、感染予防に効果なし、まあ、 自身が風邪をひいていたら飛沫拡散防止に役立つ、程度で、あ まり学問的に論じる価値もなかっただけの話、しかし新型コロ ナとやらになって、何もかもが奇怪な強制と洗脳である。マス クなどしないと暴れた東大出の方が…
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宝塚、懐かしの写真館(248)直木真弓「秋の日記・道成寺」昭和7年12月『歌劇』

   直木真弓:10月15日、秋雨が降っているらしい。うつらう つらしていたら、隣の菅つや子さんが寝たまま「真弓ちゃん、 あんたその雑誌を読んだ?」と尋ねるので「ううん、まだ」 「そのヒロインがあなたに似ている感じやね、卵をシャボン で洗ってゆでるんだって「ふん」、・・・・・元気よく起き たら6時半、この数日、なんでこんなに…
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伊藤整『泉』(1954年、朝日新聞連載)一種の心理小説だが、暗い「鳴海仙吉」、陰気でまじめ腐っただけの文体

   正直、私は自分では伊藤整愛読者の端くれと思っていたが、 この『泉』という作品はながく存在を知らなかった。それま での伊藤整の「代表作」と思しき著作はほぼ大半が発表され ている。『泉』は「朝日新聞」に昭和34年、1959年の4月か ら10月まで連載だが、その前年には『氾濫』、さらにその 前は最も代表作というべき、「若い詩…
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