中野好夫『人間の死に方』新潮選書、いかに生きるか、と同義ではないのか この本の内容はさておき、私は「生」と「死」を対立させ、 並び称するのは誤りだと思う。「生」はたしかにある、ある が「死」とは「生が終わって一切、設定も何もない、無でさ えない状態」というのが真相だと思う。死は無でさえない、 一切論じる意味もないと思う。時間も空間も、あらゆるもの の設定がない。だから過去と思える「負の虚数… コメント:0 2023年01月07日 続きを読むread more
EV,絶対解決不可能な「充電時間」の問題 ともかく日本も行政によってEV強制が既成事実化されている わけだが、政治家や官僚の政治的野心、思惑ですべてことが進 んでいることは事実だ。EVが原理的には大昔に実用化されて、 実際、エンジン車よりその単純さから歴史が古く、終戦後も、 石油資源もなく輸入も容易でなかった日本がEVと木炭車を国民 車にしようとする考えも… コメント:0 2023年01月07日 続きを読むread more
丹羽文雄『小説作法』1954,体験に基づく丹羽文学の打ち明け話、一般論的ではない 丹羽文雄さんは非常に多作の作家で自らの生い立ちに絡めた 浄土真宗の末寺などを舞台の宗教的作品、さらに終戦から長く、 風俗小説を量産、また愛欲、情痴小説、例えば『顔』など、人 物の造形描写にすぐれている。練達の作家というほかないが、 昭和29年、1954年の『小説作法』、なんだかタイトルだけを見 たら豊富な文学体験からの… コメント:0 2023年01月07日 続きを読むread more