『木々高太郎全集Ⅰ』「人生の阿呆」など、米を食べると馬鹿になる、とこれらの作品が結びつくのか?

    さて、かなり前に朝日新聞社から出た『木々高太郎全集』 全6巻、その第一巻は代表的な小説が収められている。作家 として見て木々高太郎は一流である。慶応大医学部卒、本名 は林髞、この「髞」(たかし)という字が難しい、なかなか パソコンでは出て来ない、グーグル日本語変換では「たかし」 でほぼ最後に出てくる、大脳生理学者とし…
コメント:0

続きを読むread more

「新型コロナ」をめぐる日中の報復の応酬は経済にはマイナスだが、「経済より感染予防」で本気?の日本人

   この度の日本の中国人の規制は基本的に「保守勢力」の圧力 によるものであった。それは純粋に「新型コロナ」を理由とす るのではなく、あくまで中国、中国人への反感、悪感情がコロ なを口実として噴出したものといえる。確かに中国の外交姿勢 、尖閣への侵入の常習化、台湾への武力侵攻の脅し、その海洋 進出の危険性などへの反感、が根強…
コメント:0

続きを読むread more

故郷に対して愛憎相半ば、は普遍的な思いだろう

    当たり前の話だが、生まれ育った故郷を愛せる人は幸福で ある。無論、あのム室生犀星の「ふるさとは遠きにありて思 うもの、悲しくうたうもの、よしやうらぶれて異土の乞食と なるとても帰るところにあるまじや・・・・・」の心情はま た普遍的である。愛憎相半ば、もまたやむを得ないものだ。 生まれ育ったその土地での体験が苦渋すぎた…
コメント:1

続きを読むread more

宝塚、懐かしの写真館(259)「ポンペリイ博士」昭和11年9月、中劇場公演、全五幕

 作者の言葉:白井鐵造:これは以前に雪組のためにと思って 書いたものだが、他の出し物との兼ね合いで今日まで上演が 延期されてきたが、今回やっと脚光を浴びることとなりました。  そういうことで雪組の生徒だけを使う予定でしたが、今度は 三浦時子、橘薫、葦原邦子も出ることになり、その配役の豪華 さは中劇場には惜しいような気が…
コメント:0

続きを読むread more

花田清輝『随筆三国志』講談社文芸文庫、縦横無尽のレトリック、散文芸術の新種かも

 どこかで読んだ記憶があるが、花田清輝とは「会って話すと 血圧が上がって気分が悪くなるようなタイプだ」と誰か、著名 な人だったと思うが、語ったという。何となく、わかる気がす る。確かに癖がある。誰だってクセはあるが。  ともかく花田清輝は元来、ジャンルを超えて行動し、ものを 書くようなタイプだとは思う。小説とか、批…
コメント:0

続きを読むread more

とぎれとぎれのバラ日記(56)その「植替え」は意味がない?粗悪な培養土、腐葉土

 バラの年中行事、必須の行事である(もちろん、あまり成長 していないようなバラには必要ないが)冬剪定、植替えである。 その具体的なやり方は昔と違ってYou Tubeなどの動画で詳しく 説明されているので隔世の感である。本では知り得ないノウハ ウ、新た知識を授けてくれる。バラについては私は、コマツ ガーデンの後藤みどりさん…
コメント:0

続きを読むread more