堀田善衛『上海にて』1959、戦後、中国で「留用」された著者の胸のつかえのカタルシスか

 「留用」という言葉がある。日本語ではなく中国語である。 基本的には「新政府が旧政府の職員をそのまま留めて継続雇用 する」とあるが、「外国人を帰国させずそのまま滞在させて おくこと」という意味も、日本にまつわる「留用」は戦後、中 国にいた技術者、医師、看護婦、主に空軍などの教官がそのま ま中国に留め置かれて新たな創設…
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車のドアミラーは本当に危険、狭い道では迷わず閉じるべき

 日本の車は特に、でもないのだろうが、車のドアの出っ張り は実に大きい、日本が狭い道、細い路地がまた多く、そこを歩 行者、自転車などが車と同時に行き交うものである。ここで、 車のドアミラーをそのままにしておくと、歩行者、自転車に接 触の危険性は高い、だからリモートで閉じられるようになって いるのだが、「ドラミラーが付いてい…
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二酸化炭素の重要な生理的機能、ヘモグロビンと酸素を切り離す作用

 反CO2カルトが吹き荒れるこの時代だが、むろん、光合成 において水と並ぶ最重要物質として生命界の根底を支えている のがCO2、二酸化炭素である。だが大気中濃度は0.038%という PPMレベルで光合成の維持すら懸念されるほどだが。  光合成を支える最重要物質にして動物だけでなく植物もCO2 をいうまでもなく絶えず排出…
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魯山人『春夏秋冬 料理王国』中公文庫、割り切った含蓄ある料理論

   この本は魯山人、死去の翌年に京都の淡交新社から刊行さ れ、現在は「中公文庫」から出ている。魯山人は1883年、 明治16年に京都の上賀茂の社家に生まれた。基本はすべて独 学である。料理の大家として知られている。大正期に「美食 倶楽部」、「星ケ岡茶寮」など創業した。特に「星ケ岡茶寮」 の創業者としてよく知られていると思う…
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