井上靖『わが文学の軌跡』1977,対談形式の肉声による文学的回想

 中公文庫でも出ていたが、もう絶版かな、中古で入手可能。 中間小説を基本に、といていいのか、自伝もの、現代小説、 西域もの、日本の歴史もので平安、戦国もの、中国もの、その 作品群は驚くべき多作だ、丹羽文雄さんと現代作家では双璧と いうべきだろうか。・・・・・井上靖さんのまさに肉声、対談 による文学的な回想だ。少年時代、文学…
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週刊朝日の休刊!週刊誌、月刊誌、雑誌類が消え、東京の地場経済(出版、印刷など)への影響

    あの「週刊朝日」が休刊すると発表された、「朝日」と 云えば、とにかく右翼、ネトウヨに攻撃される存在だが、そ の文化的な業績、朝日新聞の文化欄のみならずその文化的業 績の真骨頂は「週刊朝日」にあったと断言したい、同様に、 長いい伝統を誇る新聞系週刊誌、「サンデー毎日」、またか なり前に廃刊したが「週刊読売:も文化的、時…
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生島遼一『春夏秋冬』1979,読者あってこその文学という信念、日本文学の読み手としての読書回想

    フランス文学、バルザック、フローベール、スタンダール などという世界的な大作家の数多くの名訳を世に送ったこの 偉大なるフランス文学者、であるがもう一つの顔、というの か側面が「日本文学」の読み手としても知られていた存在と いうことが挙げられる。それは著者の「書く人がいなければ 文学は生まれないにせよ、読む人がいなけれ…
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岡山県、寒波まだ襲来せず、南の低気圧による雨

    「10年に一度の寒波」とか、近頃の「~年に一度」という 大げさパターンの予報だが、今のところ、南を通る低気圧に よる雨で寒波らしい気配はない。もちろん寒いわけだが、昨 年末、クリスマス寒波のような乾燥して北西からの冷たい強 風ではないから、肌寒くはあるが寒波には至らない。だが、 明日から徐々に本格的な寒波襲来なのだろ…
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