永井龍男『石版東京図絵』1968,後半においてコンセプト崩壊、構成破綻 昭和42年、1967年だったか、毎日新聞は野心的な文学の 企画、「現代の文学」?と云うタイトルだったか、十人を 超える作家の連載小説をその企画のもとに計画し、新聞に デカデカと連載予定作家を載せた。井上靖、水上勉、三島 由紀夫、永井龍男、・・・・・他にも数多くの作家がいた が忘れてしまった。この企画で首尾よく作品を完… コメント:0 2023年02月02日 続きを読むread more
国政に民主主義的要素はない。民意が反映されない議院内閣制、官僚独裁の国 「民主主義」の正確な定義というものはよく知らないが、 基本は建前では「主権者」である国民の意見、意思が政治 に、つまり国会に上程される法案に反映するということで あり、それは国家の法制度、行政行為が国民の意思、総意 に基づく、その前提で思想、表現、集会、言論などの基本 的な自由が保証されていること、と当たり前のような… コメント:0 2023年02月02日 続きを読むread more
豊島与志雄『山吹の花』1954,文学史上に燦然と名を残す豊島与志雄の遺作、 芥川全集の書簡などを見ると、やたら「豊島与志雄」とい う名前が出てくる。実際、芥川、久米正雄、菊池寛らと一高 時代、「新思潮」を創刊したメンバーでもある。仏文で大学 を出ても仕事は乏しく中村武羅夫に貰った仕事『レ・ミゼラ ブル』の翻訳は今に残る不滅の業績である。戦後も日本ペン クラブ、日中友好協会の世話役、芸術院会員… コメント:0 2023年02月02日 続きを読むread more
何よりも本人にとって、寝たきりでは生きている意味はない(優生学的思想には反対だが) 生きるということはサバイバルであり、ありとあらゆる 試練、災難に打ち勝つ以外にないわけである。ところでよく、 「100歳以上生きる」とか「120歳までは生きる」という人が いる。実際、人に備わった寿命で100歳は至難であるが、地方、 農村では100歳以上も今は特別珍しくもないが、105歳はちょっ と超稀れである。要は人間… コメント:0 2023年02月02日 続きを読むread more