加藤九祚『天の蛇』1976,ニコライ・ネフスキーの評伝、日本学、西夏文字の天才言語学者

   柳田国男は自伝的なエッセイ『故郷七十年』で。貴族院官舎 時代に、ほぼ一日おきに来ていたニコライ・ネフスキーにふれ、 柳田としては彼の業績で特に秀でたものとして三つ挙げている。 ①オシラ様の研究②西夏文字の研究③琉球方言の研究、である。 無論、それ以外にも数多くの業績はあるが。大阪外語大にはい たとき、学長さんが、伊地知…
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人生でやり残したことは無限大、言語学者への叶わぬ夢

 さすがに、私もあまり考えたくもないが、「人生でやり残し たこと」を、あれこれ考え、焦りに似た気持ちに襲われてしま う。もはや「将来幻想」は持ちたくても持てない、若いころは、 「いつかは人生にリヴェンジできる」と漠然と思って生きて いたが、今となればリヴェンジはそもそも不可能であり、あの 汚辱はどうしようもないと思い知らさ…
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田中小実昌『浪曲師朝日丸の話』直木賞受賞作、単行本「香具師の旅」収録、あゝ聖田中小実昌

 噂に聞いたのだが、昔、田中小実昌さんがこの岡山県の 玉島の町に一定期間、すまれていて、なんという飲み屋だっ たか、鉄平?だったか、毎夜、顔を見せていたそうだ。 でも年譜には全く、いや田中さんの年譜なんてないですよね。  田中さんは1979年の『浪曲師朝日丸の話』、『ミミの話』 の二作品で直木賞を受賞された。実際、その…
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LBGT否定は自民党最大の支持団体、日本会議の基本政策、理念である

   報道は不可解である、岸田首相の荒井秘書官の「性的マイ ノリティーは見るのもいや」だが、この報道にどこを見ても 、どのメディアも「日本会議」を出していない。それどころ か、散々、昨年毎日、やり御玉に挙げた「統一教会」をまた 出している。よほど「統一教会」にご執心だが、ことの本質 は自民党にとっての「日本会議」である。日本…
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