志賀直三(志賀直哉の異母弟)『阿呆伝』1958,放蕩、放縦を尽くしたバカ人生を語る 志賀直哉に弟がいた、といって志賀直哉の作品で「母の死 と新しい母」、その新しい母の生んだ弟、異母弟である。 著者、志賀直三は「この愚かしくも恥辱に満ちた自伝を書 く決心をさせた大きな動機が、実はこの兄の日記の一文にあ ったことを、ここに明らかにしておく」と本書で述べている。 繰り返せば兄は志賀直哉、日記は岩波版の… コメント:0 2023年02月18日 続きを読むread more
小学校低学年に給食の配膳車の運搬を任せるのは無謀、あいも変わらず人使いが荒い公立小学校 日本の公立小学校には基本、給食が必ずある。私の頃は 小学校の学校給食は囚人飯のようなアルミの凸凹のはいっ た粗末な食器、脱脂粉乳、パンは味のない、死ぬほどまず いパン、その配膳はいいとしても低学年で食器類を運ばさ れるのは死ぬほど辛かった。端的に言えば公立小学校は、 本当に生徒に対し、人使いが荒かった。冬のストーブの… コメント:1 2023年02月18日 続きを読むread more
いまさらながら力道山、木村政彦の試合への評価、「力道山悪玉説」は的外れである 1954年末か、昭和29年末に行われた木村政彦、力道山の 巌流島の決闘、だが結局、木村は完全に力道山にやられて 失神した。これをもって「引き分けという八百長的な仕組ま れがあったのに、セメントを仕掛けた力道山は汚い」という 味方、評価が支配的のようだ。「木村は力道山を殺さなっか ったか」も、基本まさしく「力道山悪玉説」… コメント:0 2023年02月18日 続きを読むread more
三浦アンナ『イエスの幼年時代』1958、キリスト教の芸術序説 キリストの幼い時期、幼少時代に就いての記述はルカの 福音書、また外典だがトーマスの福音書で述べられている。 それがどこまで事実なのか、知るすべはない。それはそれで 一つのテーマであるが、この本はキリストの幼年時代を福音 書と絵画によって考察した本であるから、ある意味、有力な 参考書になり得る。著者の三浦アンナさんは1… コメント:0 2023年02月18日 続きを読むread more