パンダはもう要らない、政治的動物よ、さようなら、日本にはもっと愛らしい動物はいくらでもいる

    パンダが好きかと問われたら、「あんまり」と答えるしか ない。あの体で笹ばかり食べているから、実質、ほとんど栄 養は摂れていない。だから動きも、いかにもスローで物憂げ に見える。動くときには素早く動くのだろうか?たまには、 あるにせよ、基本、半ば置物のような雰囲気はある。せいぜ い摂食の姿くらいか、昔、東映のアニメ映画…
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後藤亮『正宗白鳥 文学と生涯』1966,「鬼気迫る真の秘密がある」と云いながら出し惜しみ

 「正宗白鳥」の評伝としては1977年に出た田辺明雄『評伝 ・正宗白鳥』があるが出版時期はそれより古い後藤亮の『正宗 白鳥』が並び立っている、といっていいのかどうか。田辺明雄 は白鳥にぞっこんであり、心酔の雰囲気だが、後藤亮はどうだ ろうか。先に出たのはこちらである。2004年にミネルヴァ書房 から出た大嶋仁の『何云ってや…
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中国の台湾(中華民国)分断作戦は無意味、香港の一国二制度の国際公約を破ったツケ

    中国、中共政府はほぼ最初から武力での侵攻、脅しと懐柔 作戦、微笑作戦を併用してきた。基本は武力行使はためらわ ない、いつでも「武力解放」を行う、それは最初から一貫し ている。いまだかって「武力侵攻は行わない」と言明したこ とは一度たりともない、習近平政権になってから中国の軍事 力の拡大が著しく、軍事的な侵攻作戦の脅し…
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マルグリット・デュラス『夏の夜の10時半』1961,いわゆる「反小説」アンチ・ロマンの凝った心理小説か

 日本語訳が出たのは1961年である、その後、映画化もされ たり、ドラマ化もされたり、内外でである。日本でもドラマ 化されている、どれだけ原作に忠実かは分からないが。作者 はマルグリット・デュラス、Merguerlte Duras  で、この原作、まるで映画の台本みたいなそっけない、い たってフランス的というべきだ…
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今、見えてくる人生の光景、諦めと救い

    いったいこの世の生まれて「自分」という意識を持って 生きるという、・・・「確率」といえばおかしいが、もちろん、 文学的表現では例えば中島敦の『悟浄出世』の中のあの女妖怪 の言葉、青空文庫から転載させていただくと  考えてもごらんなさい。この世に生を享けるということは、実に、百千万億恒河沙劫無限の時間の中でも誠に遇い…
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