アルフレッド・ジャリ『超男性』1975. 澁澤龍彦訳、20世紀初頭の頽廃と悪徳のパリ趣味

 最初の翻訳刊行は1975年の白水社から、澁澤龍彦の訳であ る。それは「小説シュルレアリスム」というシリーズの第一 回の配本だったという。でも相いも変わらず分かりにくいの は、その超現実主義である。この全くの荒唐無稽な概念は、 実は論理的だろう。いわゆる普通のリアリズム小説よりわか りやすいかもしれない。さらに重要は、こ…
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使って分かった!Windows11は本当に無意味な新OS,何のためのアップグレード?

    最近ノートパソコンやデスクトップパソコンに試しに Windows11をダウンロード、インストールしてみた。ノー トパソコンはなんとは順調にインストーるできたが、デスク トップ、メモリーが16GB、ストレージ2TB,にWindows11の インストールは失敗、接続もままならなくなって画面がおぼ ろに、最悪ですぐ10に戻…
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井上靖『蒼き狼』1960,大岡昇平に因縁をつけられたが、井上靖の最高傑作だろう。際立つテーマ性

    井上靖n『蒼き狼』は非常に著名な作品である。だから歴史 を興味本位に面白おかしく創作した通俗的な作品?と思ったら 大違いだと思う。井上靖の歴史小説は舞台は様々だが、『蒼き 狼』は見事な作品で傑出している。「元朝秘史」や多くの資料 を丹念に研究の結果でもある。無論小説だから独自のテーマ性 が必要になる。  だが『…
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