円地文子『なまみこ物語』1965,抜群の一語に尽きる!王朝を舞台の作品

    「なまみこ」とは「生巫女」である。別に巫女を論じた 小説でもないだろう。円地文子さんの傑作である。なんと いうのか、構成が、その発想アイデアがアイデア賞もので 凝っていると言える。少女時代にふと読んだ王朝の物語の 内容を思い出しながら語るという、まあ結構であり、とこ ろどころに原文も載せている、と思わせてこれが原文で…
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高市早苗議員の恐るべき詭弁「捏造が否定しきれない文書を総務省が保管した責任」これ以上の詭弁もないだろう

 これは開いた口が塞がらない詭弁、逃げ口上だが、高市早苗 議員(内閣府特命大臣)とは自分の立場のためには如何なる手 段でも取る政治家だということがよくわかった。細かな表現は 今、手もとに資料を置いていない(不愉快だから)、のでわか らないが、最初の報道ではTBSだったか、「総務省で正確性の 保証されない(捏造が完全に否定さ…
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石川達三『四十八歳の抵抗』1956,「ファウスト」に倣っての老人化絶望の悲劇、『ファウスト』の入門書にもなる?

 石川達三は明治38年、1905年生まれだからこの作品の発表 時点では50歳くらいだった。執筆開始はその前だから48歳と なっていたのだろうが、今、思えば私などから見たら48歳な ど子供みたいなものだと思えるが、だが当時の現実はかなりの 年齢と見なされたのだろう。  この作品の趣向はあのゲーテの『ファウスト』に倣っ…
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自転車はヘルメット義務化より、バックミラーの義務化を!絶大な事故防止効果

    私はずっと以前から、なぜ自転車にバックミラーがないのか、 それで後方の安全確認は大きく後ろを向かねばならず、これで 急な路線変更で多くの事故が発生してきた。考えても欲しい、 もし車やバイクに一切、バックミラーがないとしたら危険で道 路など走れないはずだ。「車」の末端にある自転車も全く同じ である。こんな無茶がなぜ、今…
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