大江健三郎さん死去、際立つヒューマニズムと理想主義、時代意識、真のアヴァンギャルド そうか、大江健三郎さんが亡くなられたか、本当に次々と 著名な方が亡くなられるが、大江健三郎さんの存在意義は格別 である。そのヒューマニズムに基づく時代における問題意識、 それは社会的行動、発言に必然的につながった。その小説は 非常に実験的、・・・・・・というのが果たして正鵠を射てい るのかどうか、既成の伝統、因襲に… コメント:0 2023年03月13日 続きを読むread more
大岡昇平『ながい旅』B29無差別爆撃の搭乗員処刑の「戦犯」司令官の感動的な「法戦」 戦争は一般市民をも容赦なく犠牲にする、その現れ方は多様 だが、戦争の暴虐は際限もなかった。相手方のみ批判で済まさ れない戦争の現実があった。今後もそうだろう。・・・・・ さて、犯罪は司法的手続きで終わるものでもない、その被害は 長く続く、戦争は戦争それ自体の終結では終わらない。戦争で いかなる人間性が暴露されたのか、… コメント:0 2023年03月13日 続きを読むread more
宝塚、懐かしの写真館(278)『ロザリータ』1936年5月、雪組公演、中劇場 作者の言葉」東信一:『ロザリータ』は種類ではオペレット ・ア・グラン・スペクタルです。ペルーは御承知のように、今 でも植民地時代そのまま、スペイン調が多くの面で濃厚な国で す。物語はこのペルーで、スペインの歌姫をめぐって展開しま ス。ですから音楽、衣裳、全てにスペイン風を表すことに尽力 いたしました。このジャンルは筋の展… コメント:0 2023年03月13日 続きを読むread more
富士正晴『贋・久坂葉子伝』文学少女に異常な思い入れ、鶏を割くのに牛刀の感を受ける あの神戸の久坂葉子、同人誌『VIKING』の乗船員だったが、 その作品は同人内での批評は厳しかった。「まるで綴方教室 だ」などと、その死後も富士正晴があまりに執着を示して、 彼女について述べた著書を連発するので同人たちは「もう、 コリゴリだ」と怒りの声さえ飛び出していた、・・・・・ のだが。久坂葉子については何回か書い… コメント:0 2023年03月13日 続きを読むread more