フランソワーズ・サガン『絹の瞳』短編集(新潮文庫)滑稽なまでの人生の哀しみが浮き出ている

 フランソワーズ・サガン(1935~2004)69歳没、日本流に 云うと昭和10年生まれ、戦中派ということだ。この短編集は 1975年にフランスで、1977年に朝吹登水子の訳で新潮文庫、 短編集だが、、あずは本のタイトルになった『絹の瞳』であ るが。  表題作の『絹の瞳』、ジェローム・ベルチェはとにかく男 性的で…
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再論:まずは、もう一日生きてやろうの精神、という「数学的帰納法」の人生への応用、

    まずはあと一日生きてやろう、とは随分、刹那的にも思える のだが、現実の人生ってそんなものだろう。昔から私は人生に 「数学的帰納法」を適用hし、つまる整数nで成立するならn +1でも成立する、それが証明されたら、・・・・普遍的に 成立する、というくらいの意味だったろうっか、なら人生も、 なのである。でも帰納ではなく、立…
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北朝鮮ICBMの実用化、金一族の国家私物化の体制崩壊への異常な恐怖

    北朝鮮は徹底した監視、密告社会であり、およそ理由にな らぬ理由で片っ端から罪なき人を収容所に叩き込んで暴力、 虐待、飢餓の洗礼を浴びせ、結局、短期間で死亡させ、その 遺体は収容所内に埋める、でさらに収容所国家の性格を強め ている。日本から「帰還」したものは最下層に置かれ、多く が理由もなく収容所に送り込まれ、死に至っ…
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ゆりはじめ『修身「優」』1973初版、学童疎開によって引きさかれた悲劇

 初版は1973年、最近なのかメルジュ社から再刊されて新品 で手に入る、・・・「君は一年生から修身がずっと優だね、 君の御真影への尊敬の念は充分だ。君の優は本校始まって以 来だよ、特別な優だ」と校長から褒められる国民学校六年の 宮田太郎である。戦時下、抜群の優等生だた太一は一日も早 く日本の軍人として戦いに出なければならな…
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