尾崎紅葉『金色夜叉』下敷き、アメリカ文学「Weaker than a Woman」を読む

    割と新しいと云ってよい本『盗作の文学式』栗原裕一郎だ が、そのかなり最初に近い部分にこうある  最近も例えば、尾崎紅葉『金色夜叉』が19世紀末から20世 紀にかけて英米両国で大ベストセラー作家だったバーサー・ M・クレイの『女より弱き者』を下敷きに用いていたことが 堀桂子(東海大)の研究で明らかになった。(堀によ…
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日本人ほどWBCに熱狂する国民はいない、その理由を知りたい

 WBCという大会、私は知識もなく関心もなかったが、メディ アの煽りもすごいし、相応に乗せられやすい日本人というもで で、普段お世辞にも野球などにさして関心もない家族も何か熱 心にみていた。・・・・・「野球が好きなのか、それともナシ ョナリズムを刺激されたからのか?」これは偽らざる、疑問で ある。喩えて言うならその競技には…
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日本は世界一の社会主義税制、過剰に資産を保有してはならない、政党はすべて社会主義政党である

 日本のという国家の最大の特徴は表向きは天皇制の右翼 的な国家、同時に資本主義国、自由主義国、であるが、真実 は違う。表向きの仮面は天皇制の右翼国家、だが現実は国家 社会主義の官僚国家である。民主主義国というこれも看板だ が国政で、その間接民主制に実質、民主主義的要素はないと いって何の過言でもない。選挙民の要望が小選挙区…
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山本周五郎『樅ノ木は残った』1958、文学的表現は見事だが、伊達騒動が舞台、複雑で地味で暗い

    これはNHK大河ドラマでも放送された山本周五郎きっての 名作だ。従来は悪役とされてきた原田甲斐を身を挺して藩を 救った勇気ある人物と見なす逆転評価文学である。ところで NHK大河ドラマは、「逆転評価」作品が好きなようで、最初 の舟橋聖一「花の生涯」、従来というか、皇国史観では悪の 権化で最低評価だった井伊直弼の人物像…
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