家城久子『エンドマークはつけないで』1984,一心同体の夫婦の愛情物語, 映画監督の家城巳代治の妻

 進歩派映画監督、家城巳代治、一番印象に残る作品は田宮 虎彦原作の『異母兄弟』だ、独立プロの作品だろう。『悲し き口笛』、『雲流るる果てに』は著名な映画だが、基本、政 治的な面から干された感じで、後半はテレビ作品が目立つ。 基本、田宮虎彦の原作の力だが『異母兄弟』、最初はテレビ の深夜劇場で見た軍国主義の後味の悪さは忘…
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あゝ、今年、2023年は誰も見ない甲子園センバツ大会、どうせ優勝はまたあの高校だろうし

    今年の甲子園のセンバツ大会は全く日本国内の関心を呼ん でいない。まずWBC、矮小ながらサッカーのワールドカップ の野球版という趣で、あきれるほどの熱狂、まあメディアの あまりの煽りもあったが、そればかりではない気がする。ふと、 昔懐かしい日本人の野球狂的側面を見た、でも野球熱が消える ローソクの火の燃え上がりかもしれ…
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車の運転で最大の敵は自転車、ぶつかれば免許どころか人生が終わる

    車がなければ現実、地方(都市部も含む)では生活が成り 立たない、子供は就職で地元にはもうまず住んでいないし、 住んでいても同居は無理、なら親だけの生活になるから車 こそ最重要の生活の道具である。済むのはアパーとでもいい が車は絶対必須である。東京都内なら逆に車は邪魔である。 東京の生活感覚と地方を混同してはならない。…
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『豹と兵隊』成岡正久、1967, 豹を日本兵との奇蹟の交流、奇蹟的で悲しくも美しい物語

    およそ兵隊物は多いが、『豹と兵隊』は異色である。「~ と兵隊」は火野葦平でお馴染みだが、冗談めかしたような『 豹と兵隊』正真正銘の豹なのだ、およそ人間が手なづけ、さ らに交流とは!  豹とふと出会い、深まりゆく両者の交流、止むに止まれぬ 悲しい別れ、それを真面目に細々と書き綴った稀有な作品で ある。もちろん実話…
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