中村光夫『老いの微笑』1985,人生閑談、「老人が住みにくい」日本を悲歎 あの「です、ます調」の文芸評論家、中村光夫(1911~1988) の結果的に最晩年、73歳ほどのときのエッセイである、まだ73 歳と思ってしまうが、早くから頭をフルに使われた方は老化が あるいは早いのかどうか、このエッセイは73歳でずいぶん年寄 りくさい。 で、このエッセイは従来のような文学論ではないようだ。これ… コメント:0 2023年03月30日 続きを読むread more
松本清張『北の詩人』(角川文庫)詩人、北の主張を鵜呑みし、粛清を正当化した松本清張 北朝鮮という国がなぜ建国されたのか、ソ連の衛星国として 、であったがソ連極東郡の抜擢!した(自称)金日成(本名: 金聖柱)はこの世の地獄をもたらしたのは多くの体験者によっ ての収容所などの記述で明らかである。北に帰還!した日本の 総連幹部も多くが収容所の地獄に叩き込まれ、北に莫大、寄附 した元総連幹部が銃殺刑、家族… コメント:0 2023年03月30日 続きを読むread more
宝塚、懐かしの写真館(286)『セニョリータ』1931、昭和6年、大劇場「正月公演」 白井鐡造:『パリゼット』が好評だったので、それに甘えて の続編を書いた次第です。全体を通じ、『パリゼット』にあふ れていた色を用いました。だが舞台がスペインですのでその色 彩も強烈で、踊りも音楽も情熱的な、さらに南国特有な一種の 哀調を帯びたものとしました。 されどスペインですが、このレヴュウはあくまでも私の好き … コメント:0 2023年03月30日 続きを読むread more
五木寛之『夜のドンキホーテ』1973,現代の東京をさまよい歩く「ドン・キホーテ」、実は作者の風変わりな半自伝では? もしタイムスリップで現代の東京にドンキホーテが出現し たら、まあ、そんな想像は普通しないだろう。風車を、・・ ・・・今なら「風力発電」の巨大な、低周波公害、空気の流 れを阻害する化け物めがけて突進する人はいるかもしれない。 でもドゥルシネーア姫を?そりゃ、スペインならではの話だ ろうが、夜の巷まで考えればありえない話… コメント:0 2023年03月30日 続きを読むread more