『古都好日』1964,北条秀司、京都に没入の文章、京都観光の前には必読の書 いよいよGW,といって春の観光は既に始まっている。外人 観光客は白人が目立つ、観光地は様々、数多いがやはり京都 だろう。最も京都を観光で楽しむには大いなる準備と心構え がいる。古都だから楽しいわけでもない、移動の難しさ、基 本、神社仏閣だから、また古い町並み、心しなければならな い。 刊行はもう古い、1964… コメント:0 2023年04月20日 続きを読むread more
全く才能がない人間は長生きしなければいけない 人生を「自分探しの旅」とするなら、「自分探し」の結果 の「自分」は全く何の才能もない、無為無能な人間だと思い 知ったらどうする?この世の人間の比率でい云えば、才能に 満ちた創造性のある人間はやはりごくごく一部で圧倒的に多 いのは格別秀でた才能などない人間である。高尚な意味での 才能など、しょせん無縁でいいとして実生活、現… コメント:0 2023年04月20日 続きを読むread more
尾崎士郎『中村遊廓』1956,現実と過去が交錯するロマンティシズムの名作 尾崎士郎は無論、「人生劇場」でその名を残すが初期から、 晩年まで傾向はさまざまだが珠玉の名作を書いている。1956 年に文藝春秋から出た『中村遊廓』も名作である。雑誌「文藝 春秋」1953年10月号に発表された。 関ケ原の古戦場を紀行文執筆のため訪れた「私」がその後に 名古屋市の「中村遊廓」で遊ぶ。「私」、無論… コメント:0 2023年04月20日 続きを読むread more