海音寺潮五郎『武将列伝』歯切れはいいが底が浅い 史伝の類は執筆者の本音、人間性が出てしまう。しょせん、 一人の人間に歴史、人物の真実を描ききるなど、至難である。 「武将列伝」は例の海音寺流の割りきった、いたって善悪の 判断を割り切った歯切れがいい叙述だ。実際、数多くの歴史 資料、史伝を渉猟しているのは事実だ。その考証の経緯も叙 述に遠慮会釈なく組み入れている。それに… コメント:0 2023年04月22日 続きを読むread more
新倉敷駅、タクシー乗り場に超不審者が出没、乗降を妨害 今日は昼から京都に行くということで、タクシーで新倉敷 駅に、そうしたら南口、タクシー降り場で、汚らしい浮浪者 風の男、リアドアの前に立ち、降車を妨害する。タクシーの 運転手さんが「しょっちゅう降りるのを邪魔したり、乗りも しないくせに邪魔のたも場所を占拠する」と、見ると外に何 かキャップをかぶった汚らしい風体の、釜… コメント:0 2023年04月22日 続きを読むread more
宝塚、懐かしの写真館(291)『パパは居眠りがお好き』1936年4月、星組公演、大劇場 「パパは居眠りがお好き」星組、大劇場、1936年4月公演、 作者は中西武夫、・・・引田先生曰く「春らしい、それと 結婚にちなんだものを書いてください」中西武夫「はい、か しこまりました」・・・・「春は居眠りの季節」ソクラテス、 「われ、夢魂を嗜みしか」マラルメ、「僕も眠い」中西武夫 概要:春は居眠りの季節である。そ… コメント:0 2023年04月22日 続きを読むread more
安岡章太郎『遁走』1958,軍隊生活の私小説的作品 安岡さん自身の体験を小説化したものと思う。安岡さん は慶應義塾予科に入ったと思ったら北満に応召し、部隊が フィリピン移動の前日発熱し、奇蹟的に生き延びた。その 部隊はレイテで全滅し、生存者はいない。司馬遼太郎さん も満州で戦車隊、とびぬけて操縦が下手で南方に移動され ず、これも奇蹟的に生き延びる結果となった。・・・さ… コメント:0 2023年04月22日 続きを読むread more