高島俊男『水滸伝の世界』もったいぶらない、エッセイのような古典論

    え、・・・『水滸伝』とは梁山泊百八人の豪傑の物語だが、 総大将は宋江で、奇妙な話だが、この男は、何の魅力も取り柄 もない。弱虫で、意気地なし、頭も悪く風災も冴えない。人間 性も悪い。卑劣陰険な所業を平気で行う、元来が役所に寄生する 事務の請負人のようであり、誰からも嫌われるような身分である。 だから別に出自のお陰で総…
コメント:0

続きを読むread more

日曜日がなせ分刻みのあせりに襲われるのか?

 日曜日はくつろぎたい、と思うのが常田だが実際はお往々 にして、多くの人にとって平日以上に忙しく、なんとも分刻 みどころか、秒刻みの焦りに襲われることが多い。焦りに襲 われる理由がないのでなく、逆にありすぎるのである。女性 ならまとめて洗濯、物干し台に、また平日に出来ない掃除、 また日曜日は同時にレジャーも楽しまねばならな…
コメント:0

続きを読むread more

一般には紛らわしい広島大学教育部と学校教育学部、前身が旧広島高等師範と通常の師範学校の違い、高等師範は各地の師範学…

 これは旧高等師範から旧文理大学と旧制のありふれた「師範 学校」の違いである、旧制の高等師範系は東京高等師範と広島 高等師範、さらに女子の東京女子高等師範(東京女高師)と 奈良女子高等師範(奈良女高師)の四校が該当する。師範学校 は全国都道府県にあった。なお東京高師と広島高師は昭和4年 だったか、東京文理科大学、広島文理科…
コメント:0

続きを読むread more