『裸木』高井有一、「内向の世代」の特質が現れている中編作品 私も実は最近になって知った言葉「内向の世代」、1971年 に小田切秀雄が初めて使ったとされる。1930年代に生まれて 、1965年から1974年にかけて台頭した作家たち、というのだ。 それまでの政治的風潮に愛想をつかした自らの内部にこもる 文学的特性、といいっていいのやら。古井由吉、後藤明生、小 川国夫、高井有一、坂… コメント:0 2023年05月27日 続きを読むread more
今まで見てきて最高の投手は慶応にいた長谷部優投手(岸和田高校卒)、魅惑のバックスイング 突拍子もないことを云うようだが、今まで生きてきて野球、 プロ、アマ問わずで最高と感じた投手は慶応の長谷部投手、( 長谷部優)なのである。最近はNHKであまりテレビで東京六大 学野球をよく中継していた。まあ、人気選手も多かった。慶 応で目立ったのは外野手の松下勝美、清水東高校、またその 二年後輩、同じ、清水東高校の山下… コメント:0 2023年05月27日 続きを読むread more
田宮虎彦『眉月温泉』1954,佳作作家にはなれても大作家になれなかった田宮虎彦の根源 田宮虎彦は佳作が多い作家である、どれも心に染み渡る名作 が多い、「絵本」、「菊坂」、「落城」、「足摺岬」、「異母 兄弟」、どれも哀愁の漂う暗い名作である。・・・・・さて、 『眉月温泉』、実在はしない架空の温泉である。テレビドラマ化 もされている、1964年。 「私の作品としては、どちらかといえば、物語性の多い作… コメント:0 2023年05月27日 続きを読むread more