武林無想庵『むそうあん物語』1957,盲人となった夢想庵の生活の書 まず武林無想庵とはいかなる人物かを知らねばならない、 これは概略は簡単に知り得るが、まことに個性豊かと簡単に 云って済まされる人間ではない。二番目の妻と欧州へ、この 妻の話だけで、私も以前、ブログで述べたが、興味は尽きな い。だが、・・・・・帰国後は日本とどうも波長が合わなか ったものだ。 無想庵は1933… コメント:0 2023年05月02日 続きを読むread more
GWの谷間の虚脱感と憂鬱 今年のGW,ゴールデン・ウィークは日程的には恵まれた。 土日とうまく連結、した方である。だが「ゴールデン」とい う名称は大げさだろう。諸外国の休暇と比べて日本の休暇は 短すぎ、また祝日も少ない。でも、新年度が始まり、就職や 学校が始まってこのタイミングで一息抜けるのは助かるとい うものだ。でもこのGW、なかなか悲喜こ… コメント:0 2023年05月02日 続きを読むread more
宝塚、懐かしの写真館(297) 『マンハッタン・リズム』1937年5月、星組公演(大劇場)ダンス専科D組出演 宇津秀男作・振付、酒井協・作曲、津久井祐喜・編曲、 ダンス専科D、宇津、酒井両先生が半年に渡るアメリカ演劇 界の視察の収穫をここに問う帰朝第一作、NYの中心、マン ハッタンのリズムを歌と踊りで表す野心的な大作です。 プロローグから第23景まで、マンハッタン全景、踊る42番 街、ストリームライン、飛行場、グリンウィッ… コメント:0 2023年05月02日 続きを読むread more
『豆腐屋の四季』松下竜一(講談社文芸文庫)なんとも清冽な青春の想い 初版は1969年、講談社から刊行だが今なお、講談社文芸文 庫などで刊行され続けている。ちょっと見ると、老齢の豆腐屋 さんの追想記かな、と思うこんでしまうが、実は青春の書であ る。でも初版から半世紀以上が過ぎている。もう亡くなられた が、そのヒューマニズムに徹した社会的活動は不滅である。 著者はこのように書き… コメント:0 2023年05月02日 続きを読むread more