野坂昭如『窮鼠の散歩』1975,戯作精神に潜む照れと自己批評の精神

 野坂昭如さんか、もちろん無名の人間だから面識などあろう はずもない、けど、・・・・・懐かしいな。戦後の日本を代表 する方だ、根本は弱気があった、と思う。誰でもそうだろうが 非常にナイーヴだった。それから発せられる戯作精神、・・・ ・・・でこの1975年、昭和50年に出ている野坂さんのエッセイ 集、「四畳半」で起訴され…
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宝塚、懐かしの写真館(302)『軍国女学生』(キノドラマ、第1,4,5,9場は映画))1938,年5月、星組公演、…

 まず誤解なきように述べておくが『軍国女学生』であるが、 小林一三が政界に進出、ファシズムに染まったのは否めない。 wikiを引用させて頂くが  小林はファシズムを支持し「今や欧州の新しい舞台に立って躍進し得る成功をなし得、ムッソリーニ首相、ヒットラー総統を謳歌し、信頼し、善良なる独裁政治は必ずしも憂うべきものでないと云う…
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あまりに非常識な褒め方「中西太さんは大谷選手に匹敵」世代が倒錯している!故人の冒涜になりかねない

   あまり云うべきでもないが、正直、その追悼の言葉、褒め 方に唖然である。それを云ったのは「高松一高野球部」OB 会の会長?さんのようだが、いかに大谷翔平が今現在、とき めいているかもしれないが、中西太さんの追悼、称賛の褒め 言葉で、褒める例えで「大谷翔平」は大谷翔平がいい悪い、 でなく、そもそも世代が倒錯していてあまりに…
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正宗白鳥『文壇五十年』1954,実質、文学的自叙伝だろう、常に異端者、傍観者のスタンス

 まず正宗白鳥という存在は異端である、その異端の眼は 鋭い、芥川龍之介が正宗白鳥の「ダンテ論」を「世界におい ていかなるダンテ論をも圧する」と評したほどの独創性、・ ・・・・といっていいのか、独自の視点だ。その白鳥が1954 年、文壇の最年長者として五十年に渡る文壇生活を回顧して その経験、見聞を綴ったものだ。中公文庫…
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