『帝銀死刑囚 獄中記』平沢貞通、1959,この血の叫びにウソはないはずだ、何が冤罪を生んだ? 帝銀事件の犯人とは要はあの日、昭和23年、1948年1月26日 、午後三時前後、暗い曇天の日、帝国銀行椎名町支店に現れて 言葉巧みに、所作巧みに毒物を工員に飲ませ、結果として12名 を死に追いやった、その人物、である。平沢が犯人だと云うな ら、帝銀椎名町支店にあらあれた、見事な演出を極めた人物が 平沢だということだが、・… コメント:0 2023年05月26日 続きを読むread more
宝塚、懐かしの写真館(304)『独逸少年献金隊』昭和14年2月、雪組公演、東宝劇場 戦争の深く関わった宝塚少女歌劇らしい、ここまでの戦時色 は容易に他の演劇に見出し難い、ほどではある。小林一三校長 の近衛内閣入リという政治への深入である。宝塚少女歌劇もそ の演目は非常に日独伊防共協定に翼賛の内容が多く、実際、劇 団の独伊訪問、ヒトラーユーゲントらとの交流など、その過剰 な肩入れは目立った。それに沿う『独… コメント:0 2023年05月26日 続きを読むread more
『鏡子の部屋』三島由紀夫、小説というより評論であり、饒舌で的はずれな評論だ これは三島由紀夫の非常に悪しき面が露呈した作品である。 鏡子は30歳になる金持ちの家つきの娘で両親は既に死んでい て、彼女の亭主も追い出してしまい、今は8歳になる娘といた って呑気に暮らしている・彼女は「無秩序」を愛し、広大な邸 宅に彼女を楽しませてくれる友人、知人を集めては退屈をしの いでいる。 その友… コメント:0 2023年05月26日 続きを読むread more
過去はもう笑うしかないです、人生ってそんなものかな 人間にとって過去はどうにもならない、いかに理不尽で不遇 、同時に、自分自身の無為無能、才能の乏しさもあるから、別 に自分の責任も免れる道理はないだろう。だが、それ以前の初 期条件が悪すぎたのも紛れもない事実。親と来たら、本当に、 とても人様に言えるようなことではないが、母親などは私が幼 児のころから高齢者入りしてから一貫… コメント:0 2023年05月26日 続きを読むread more