西口克己『廓』1956.今なお刊行され続ける遊郭を問い詰めた力作の第一部 まず西口克己という人物、1913~1986,現在の京都市伏見区 の娼家に生まれる。京都府立一中、三高を経て1935年、昭和10 年に東大哲学科卒、終戦まで労働科学研究所に勤務、戦後、京 都に帰り、政党役員、これは日本共産党で戦後長く、京都府政 が共産党だったことの遠因にもなった。1946年に日本共産党入 党、1950年の… コメント:0 2023年06月12日 続きを読むread more
非礼な相手はこちらから斬る、「強者」の生き方 この世の中は、まさかというほどの非礼を働く輩がいる。 全然親しくもなければそれも仕方ないが、十分以上に親しく、 気心もしれて、こちらも善意で接していてその挙げ句に、あ きれ果てた非礼をなす奴がいる。「まあ、親しい人だから」 と大目に見てはいけない、親しいからこそ、そのような非礼、 不埒な行為言動判断、は許されないので… コメント:0 2023年06月12日 続きを読むread more
伊集院静『みちくさ先生」2021(講談社)徹底した受け狙いの漱石美化、文芸評論としての価値はゼロ 端的に云うならば、徹底した漱石美化、もう長年、多くの 証言などで通説となった説を堂々と否定している。現実に、 漱石に接し、身近にいた人々の著作は信頼できるものだ。次男 の夏目伸六さん、また女婿となった松岡譲、また小宮豊隆、多 くの漱石門下の文章、・・・・・とくに次男だった伸六さんの エッセイにまさる漱石の実態はあり得… コメント:0 2023年06月12日 続きを読むread more