丸谷才一『年の残り』1968,歳末小説ではなく老年期回想小説、あまりに滑稽な設定で笑える 確かに1968年、昭和43年の後期だったと思うが大庭みな子 さんの『三匹の蟹』とともに芥川賞を受賞した作品とは中学 生頃から知っている。丸谷さんは丸顔である。満面の笑み、で 大庭みな子さんと悦びを分かち合う画像はよく覚えている。だ がその作品の内容を知ったのはごく最近だ、最初、中学生の時 だがそのタイトルを聞いたとき… コメント:0 2023年06月15日 続きを読むread more
宮古島、陸自ヘリ墜落、「読売リーク」でお茶を濁し、うやむやの可能性、岐阜陸自乱射が追い打ち 陸自は何かと試練災難が降りかかる、昨日の岐阜市の陸自 射撃場での18歳候補生の上官への発砲。偶然でなく、構造的 な問題が潜む、と言わざるを得ない。ますます少子化、韓国 も出生率は低く日本の半分くらいだが、徴兵制がある。むろん 、徴兵制など日本では無理だし、あってはならないと思うが 隊員をどう募集し、訓練し、安定した精… コメント:0 2023年06月15日 続きを読むread more
松井英子『伊勢平野』(新作家叢書3)1978,明治から昭和にかけての農村女性史 収録の「欅のある家」が佳作 1978年に「けやき書房」がらの単行本、『伊勢平野』、『 欅のある家』さらに未完の『一本の棘』の三篇を収録して いる。600頁近い分厚い本、「欅のある家」だから「けやき書 房」から刊行されたのだろうか?「新作家叢書3」である。 新作家叢書といって、著者の松井英子さんは1978年の三年前 に60歳で亡くなっている。実はその… コメント:0 2023年06月15日 続きを読むread more