平林たい子『不毛』1962,プロレタリア作家から戦後の保守化の要因 現在は古書でしか入手できない作品であるが、実は意義深い。 戦後の平林たい子の著しい保守化のその理由というと何だが、 ある種の幻滅が要因であったと推察されるものだ。 要するに、この作品は非常に個性的な、苦渋に満ちた幻滅の を述べたものだ。夫に対する、また政治に対する、激しい失望 が、きわめて正直にあけすけに述べら… コメント:0 2023年08月11日 続きを読むread more
高校野球、負けたチームの甲子園の土の持ち帰り、土が減って補充の必要はないのか? 今しがた、慶応高校と北陸高校の試合が終わった。北陸は 最後に頑張りを見せたが9-4で慶応の勝利、でベンチ前で 北陸の選手たちが一列になって甲子園の土を袋に入れて持ち 帰っていた、この一列で整然はいかにもという感じ、袋も皆、 同じ袋で支給されているようだ。でもこれほど毎試合、でも ないが多くの負けたチームが甲子園の土を… コメント:1 2023年08月11日 続きを読むread more
エレンブルグ『雪どけ』ソ連の、いわば中間小説、ソ連版「昨日と明日の間」(井上靖)か? ソ連の戦後文学では非常によく知られた作品だと思う。現在 はKindleで読める。ただKindleではどうにも読み通せない気はす る。イリヤ・エレンブルグ、1891~1967、キエフ生まれ、モス クワ第一中学卒、16歳で共産党の前身、ロシア社民労働党に入 党、第一次大戦後に文名を上げ、「フリオ・フレニトの奇行」 、「トラス… コメント:0 2023年08月11日 続きを読むread more
2023年、台風7号、動きが遅いのがポイント、移動の前倒しが望まれる 台風7号は現時点、8月11日6時の時点で950mbまで気圧が 低下している。最大風速45m、瞬間は60m、強さとしては強 の部類だろうか、今後もさらに発達すると見てである。こ こで重要なことは動きが遅いこと、静岡県西部に上陸の公算 だが上陸は8月15日午前9時すぎと推定されている。無論、実 際には誤差があるが、動きは… コメント:0 2023年08月11日 続きを読むread more