フリードリヒ・デュレンマット『約束』推理小説における鎮魂歌、早川書房、レクイエム(鎮魂歌)の意味するところは

 かなり読まれている推理小説だと思う。だがどうも一般向 けとはなりにくい、かなりの趣味性の深い作品ではないかと 思えないこともない。作者は戦後スイスを代表する劇作家、 フリードリヒ・デュレンマット、Friedrich Durennmatt,1921~ 1990。    『約束』というタイトルに、「推理小説への鎮魂歌(レク…
コメント:0

続きを読むread more

墜落原因、正式発表はついになし、宮古島「陸自ヘリ墜落」 報道の自由、どこに!

   あれから半年経過だが、いまもって公式に墜落の原因の発表 がない、まったくメディアも触れない、日本は言論、報道の自 由があるとはされるが、日々、国のプロパンダに完全に呼応す る「報道」ばかりで、真の意味の報道は見られない日本である。  2023年4月6日に起きた宮古島の陸自ヘリ墜落事故だが、フラ イトレコーダーは回収…
コメント:0

続きを読むread more

フラナリー・オコナー『烈しく攻むる者はこれを奪う』新潮社、預言者の少年の悲劇

 このタイトルはマタイ伝の中の文章からの引用らしい。 アメリカ南部の田舎、おまけに森の中の開墾地で狂信的だっ た一人の老人が死んだ。老人は預言者と自認ていた。この 老人によって、次の預言者として育てられていた少年が残 された。老人を葬ろうと穴を掘ろうと試みるが、それは少 年には負担が重い。少年は密造酒に酔いつぶれ、眠り込む…
コメント:0

続きを読むread more

ウクライナのゼレンスキーの渋面が見えてくる、ハマスのイスラエル攻撃

 今回のハマスによるイスラエル攻撃は完全に奇襲となって イスラエルに多大な被害を与えた、現に与えているという点 で第四次中東戦争の奇襲の成功とよく似ている。第三次中東 戦争の勝利に酔っていたイスラエルの油断を見事についたわ けだが、今回は祝祭日のイスラエルの弛緩した空気をついた 完璧な成功だった。イスラエルの反撃体制…
コメント:0

続きを読むread more