山本茂実『続あゝ野麦峠』1982,正編『あゝ野麦峠』の反響や、新たな事実の記載

 映画化もされた大きな反響を呼んだ『あゝ野麦峠』、明治 から昭和初期まで日本最大の輸出産業だった信州岡谷の生糸 工場群で働くため、飛騨の農村出身の多くの少女達が県境の 野麦峠を越えた。少女たちの労働は過酷で、その人生の悲し み、苦しみ、喜びはまさに名著足り得た『あゝ野麦峠』にお いて具体的なエピソードの数々は見事に描き出さ…
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実は100歳の人生なんて少しも長くはない、しょせんは瞬時

 現実、人間は100歳まで生きるのは至難だが、昔に比べると その数は飛躍的に増加はしている。今年の敬老の日に発表の 全国の100歳以上の数は9万2139人だという、随分多い。だが やはり100歳は容易に到達できない。容易に到達出来ない100年 の人生だが、1年なんて驚く短さだ、その1年が100回?指折 り数えても100なん…
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唐木順三『無常』1964,平安から中世への日本人の精神遍歴

 タイトルに「無常」が入る作品としては小林秀雄『無常と いう事』が圧倒的な知名度だが、最近はあまり話題にならな いが、唐木順三の『無常』もある。小林秀雄の『無常という 事』は「無常という事」、「当麻」、「徒然草」、「実朝」 、「平家物語」から成る。唐木順三の『無常」も平安の王朝 から中世がテーマとなっている。でもなぜ「…
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高速道路のトンネル内で無灯火のトラックが多すぎる

 この夏の山陽道、尼子山トンネルでのトラックの発火、そ れにくわえて多数のトラックが追突もあって炎上、尼子山ト ンネルは排煙装置もスプリンクラーもないローコストの手抜 きトンネルだから収拾がつかず何日も燃え続けた、挙げ句の トンエル損傷は前例もないほど、惨憺たるレベル、再開の目 処は未だにないに等しい、・・・・・が私は常日…
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