尾崎一雄『苺酒」1982,生前最後の刊行、男性的作家の面目躍如

 あの三島由紀夫は、こと尾崎一雄を論じさせたら実に本質 を見抜く眼を持っていると感じさせる、それは1969刊行、 中央公論『日本の文学』の「尾崎一雄・上林暁・外村繁」の 解説においてかなり面目躍如で、また月報の三島と尾崎一雄 さんとの対談がいい味を出している。その画像の三島由紀夫 は珍しくイヤミがない。そこで三島は書いて…
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宝塚、イジメだけを取り上げて騒いでも無理、阪急の生徒軽視!香月弘美さんと有愛きい、との共通点

 宝塚歌劇宙組の一人の生徒(宝塚は正規の団員でも生徒と 呼ぶならわし)が居住していたマンションから飛び降り自殺 したのは一ヶ月ほど前か、宙組の公演がその煽りで中止とな っていたが、それが雪組、月組など他の組にも波及、インフル 感染もあるというがイジメの調査もあるようだ。正直、私は宝 塚歌劇団の大げさに言えば命運が尽きようと…
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品種、株を超えて今年、黄色いバラに置きた奇怪な現象、花びら生育不全、病虫害の結果とは思えない

   今年、育てている黄色いバラ、もちろん花が黄色い、という 意味だが、大苗で昨年末に購入の天津乙女、二年前購入の天津 乙女、また二年前購入の「マルコポーロ」に全く共通な奇怪な 現象が起きたのだ。その現象は3つの株に全く共通である。 蕾の段階では別に異常ない、虫に食われた形跡はまったくない、 枝葉は繁って生育は順調である。病…
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井上光晴『死者の時』1960,戦時下における差別を問うことで日本の精神構造を探求

 井上光晴さん、30代半ばの意欲的な長編で何だかその意欲 がメラメラと燃えているかのようだ。内容は戦時下、軍隊で の話だ。  沖縄近海のアメリカ艦隊に体当たり突入の命令を受けた特 攻基地での予備学生の海軍将校たち、戸部少尉、古橋少尉、 山形少尉、田所少尉らが特攻出撃を前にしたその心と行動が 描かれる。それぞれの思…
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