小堀杏奴『静かな日々』いたって庶民的、市井の人としての随想

   森鴎外の長女は森茉莉、次女が小堀杏奴、父親のイメージ と違って、というべきか、小堀杏奴はあまりにごくごく普通 の市井の人的な文章、内容だ。派手さは皆無、気取りも衒い もない、顔貌もいかにも、である。小堀杏奴さんは戦後、と いって終戦後からいろいろエッセイを書き、寄稿した。たし か旧文藝春秋社の最後の発行の雑誌『文藝春…
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ホンダに見限られた日本国内市場、日本の超高齢化と極端な高齢ドライバー排除政策にイヤケ

 実は日本の自動車市場は基本的に危機に瀕している、それは 日本の超々高齢化の進展、団塊ジュニアの還暦もみえてきてい るが、団塊ジュニアのそのまたジュニアは全く少ない。後に 若い世代は減少の一途である。だからこそ、高齢者の力をより 発揮させる、引き出す社会が必須なのだが、日本はその真逆を 優生政策に囚われて行っている。 …
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白崎秀雄『北大路魯山人』ちくま文庫、魯山人の最も本格的で同時に批判的な評伝

 北大路魯山人、とは京都出身の料理、篆刻、書、陶器な どの広い分野で、いわば文人的な大人物的な想像をするもの だ。最近、というかKindleでいたって安くその全集が購入でき るが、料理関係の記述が多いようだ。ともかく、いたって広い 領域での才能発揮、また高級料亭、星岡茶寮の創始者としても 知られている。魯山人は1959…
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