丸谷才一「年の残り」、これからどう生きるという小説、歳末小説ではない 丸谷才一で芥川賞受賞作「年の残り」という作品がある、 大庭みな子『三匹の蟹』と同時受賞だった記憶があるが、そ のタイトルからすると年末の、歳末の出来事を描いた小説か と思ってしまいがちだが、実は高年齢、老年小説であり、三 人の高齢男性が登場する。丸谷才一らしく、皆、高学歴の男 性であるが、その奇妙な珍事を描く、一読し、… コメント:0 2023年11月24日 続きを読むread more
佐藤春夫の死の直前「自叙伝ラジオ放送」の録音テープ 1964年5月7日 佐藤春夫は朝日放送ラジオの番組「一週間自叙伝」、一人 6回、月曜日から同曜日まで毎朝10分ずつ放送の録音を5月 6日に行った。朝日放送の大熊プロデューサーらが文京区関口 町の佐藤邸を訪れた。千代夫人が案内し、入ったのは一階の 12畳くらいの洋間の中に、2畳ほどの変わった部屋、佐藤春夫 は既に和服で身支度を整えて、机の前に… コメント:0 2023年11月24日 続きを読むread more
岩下俊作『青春の流域』1959,岩下俊作の自伝小説、下積み労働者の生活をリアルに描くが、視野が狭すぎる 『無法松の一生』でその名を残す岩下俊作の自伝小説である。 『無法松の一生』=『富島松五郎伝』に至る半自叙伝である。 「岩下」という名前の青年が語るという形式で、「岩下」とは 岩下俊作その人である。 岩下は北九州の八幡市の東洋製鋼所(八幡製鉄)の製図工であ る。立派な製図工になろうと、専門書を買い込んだり、勉強に… コメント:0 2023年11月24日 続きを読むread more
車を運転、車内は一人なのにマスクを着用、もはや顔パンツでさえない、窮極の陶酔 依然としてマスクを着用の人は多い、「新型コロナ」の 定義自体がじつはなされず、存在認定としてもコッホの四 原則のはるか以前、「実物が入手できないため」、論文か らの遺伝子配列からスパイクタンパク生成の遺伝子部分の mRNAを人体に皮下注射、・・・・・口腔粘膜の感染に、 皮下注射は意味などない、と普通ならわかるはずだが、一… コメント:1 2023年11月24日 続きを読むread more