陳舜臣『阿片戦争』1967、驚異的な歴史長編小説、その執筆動機 実際、アヘン戦争、といえば高校の世界史で習う、えらく シンプルすぎる記述の世界史教科書、また参考書もさほど詳し く書いているわけでもない。なんだか中国の不甲斐なさばかり が印象に残り、林則徐、マスクに鋭さも何もない写真で、やや ふやけたイメージを抱いてしまう。だが陳舜臣さんの『阿片戦 争』はそんなレベルで論じられない… コメント:0 2023年12月12日 続きを読むread more
トヨタのダイヤモンド社への「名誉毀損」民事訴訟、ダイヤモンド誌の内容「車載OS を巡る豊田章男と息子との不和」その… さて、あのトヨタ自動車がダイヤモンド社の週刊ダイヤモ ンドの記事内容に対し、「名誉毀損」の民事訴訟を提起した。 およそトヨタのような超々大企業、記事にされるのは数しれ ず、だが「わざわざ」民事訴訟は、端的に云うならば、トヨ タにとって最も書かれて痛い、困る、はっきり云えば図星な 核心を突く内容であったから、と思って遠か… コメント:0 2023年12月12日 続きを読むread more
ゲオルギウ『第二のチャンス』筑摩書房、何とも絶望の文学、だが悲劇の羅列の泣き落とし文学に終わっている。 まず作者はVirgil Gheorghiu,ヴィリジル・ゲオルギウ、1926 ~1992,ルーマニア生まれ、『25時』は日本国内でもベストセ ラーになった。戦後、フランスでナチスへの協力を批判された ことがある。 物語は第二次大戦前、ルーマニア王立士官学校の場面から始 まる。ピエール・ピラとボリス・ボドナルは… コメント:0 2023年12月12日 続きを読むread more
政府が繰り出す愚民化、愚策の数々、「3子以上で大学無償化」、「7%賃上げで35%法人税カット」日本の行き着く先は まあ、「少子化対策まったなし」などと囃し立てるメディア、 論者は多い、だから、・・・・・「3子以上で大学無償化?」 どうやらやりそうで、立憲民主党時代の立案「高校無償化」は 第二次安倍内閣で取り消されてしまった経緯も思い出した。高 校無償化は東京都で実現することになった。・・・・だが3子 以上、大学無償化、といって入… コメント:0 2023年12月12日 続きを読むread more