ハイム・ポトク『選ばれしもの』1967、Chaim Potok [Thechosen],ユダヤ系アメリカ人の魂の遍歴

 ガザ侵攻で再び世界に反ユダヤ主義が吹き荒れているようだ。 右も左も、である。現代アメリカ文学のユダヤ系作家は少なく ないが、このハイム・ポトクほど実際にユダヤ系アメリカ人の 信仰と学問の世界に深く入り込み、ユダヤ人のどのような教育 を受け、いかなる魂の遍歴を経て成長してきたのか、を細かく 語る作品は他に見出し難いので…
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私を生涯、長くいじめ抜いて、憎んで蔑んだ「母親」を幸福になって見返したい

    今の私を支えている、精神的に支えている大きな柱は、2021 年7月に95歳で。まあ96歳を目の前にして死んだ「母親」を見 返してやる、という意地である。それは私が幸福になる、なっ てやる、子供イジメに狂奔したお前とは根本的に違う、幸福な 家庭を築くという気持ちである。別に幸福な家庭は当たり前な ことで、子供に愛情を持…
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伊藤整『ヨーロッパの旅とアメリカの生活』1961,あまりに痛ましい伊藤整の心象風景

   この本はヨーロッパ文明の冷たさを描いている、という言い 方は出来る。事実、そういう性格をヨーロッパ文明は持ってい る、だが真の描かれるのはヨーロッパの冷たさを描くことで実 は伊藤整の心象風景を述べている、ことである。伊藤整の死後、 伊藤礼さんが述懐されていたが、伊藤整は決して自らの心を明 かすことがなかった、例えば快晴…
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ダイハツの認証不正、外部の者が見ていないからデータ捏造はあまりに悪質

    「どうせ外部の者が見てはいない」からトヨタディーラー での大量ペーパー車検、不正車検、ま、ビッグモーターと共 通の発想であるが、そもそも車は最初、認定試験をクリアーし ていおけば、あとはほぼ一切、衝突安全試験などは改めて行わ れることはなく、大量生産で突き進める、この手法はカーメー カーには非常に好都合なシステムだが…
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