佐藤千夜子、東京音楽学校時代の盗み疑惑による退学事件、晩年は西洋のオペラ曲を原語で歌う謎の掃除婦

 日本初のレコード歌手、「東京行進曲」の佐藤千夜子、1977 年のNHKの朝ドラ「いちばん星」が彼女をモデルに相当にフィ クションを交えて制作された。高瀬春奈の降板が話題をまいた ものだ。だが放送が開始されてから即座に。「『いちばん星』 の佐藤千夜子はあまりにきれいごと的に描きすぎている。実際 はあんな女性ではなかった」と…
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残念ながら何歳になろうと今日が人生のスタート、どこまで行こうが私は私

 寿命の少々の長さの違い、残り時間を考えても仕方がない。 だって人間は、いつだって死ぬ可能性がある、赤ん坊だって。 人間はみな、同じことだ。寿命の違いなどみな五十歩百歩、 間違いなく云えること、それは人間はみなすべて限界状況に おかれているということ、ありとあらゆる災難、不幸がいつ なんどき、襲ってくるやら分からないし、決…
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井上靖『西域物語』新潮文庫など、甘いロマンを拒絶する悲惨な歴史の爪痕

 「西域」というと日本人にはシルクロード、井上靖の西域 を舞台の小説群などで限りないロマンの対象だろう、ごく素 朴な感情である。その西域を井上靖さん自身が実際に旅して の見聞をもとに述べた著作だ。その現実の歴史は悲惨であり、 その爪痕は痛々しくもあり、殺伐たるものなのである。  西域とはでは具体的にはどの場所か、となる…
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