黒澤明『蝦蟇の油、自伝のようなもの』1984(岩波),やはり三つ子の魂百まで、を感じさせる

    黒澤明 1910~1998 、あの巨匠の映画監督の自伝である。 もとは週刊誌に連されたものを単行本化したもの、出版社が 「岩波書店」というのも、さすがの黒澤と云うべきか。聞く ところでは国内で単行本化される前に英訳され、アメリカで 刊行されていたという。それほど、黒澤明は「世界のクロサ ワ」なのである。  黒澤…
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国民の利益に反し、NHKの不当な利権擁護の自民党政権の民主主義的要素はカケラもない、全ては政権幹部と官僚との談合、…

    民主主義を国民の意志、利益が政治に反映されるというなら、 いまだかって日本が民主主義であったためしはない。一時が万 事、全てである。間接民主主義、議院内閣制、さらに政党法の もと、小選挙区制ときたら、国民、庶民の意志、政策へ反映さ れるということの実化性、可能性はほぼゼロに等しい。選挙 はただ「民主主義を偽装」するた…
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スイフトスポーツ、購入後、一年以上乗っての感想。素晴らしい、生涯大切に乗りたい。

    あれこれいって、いまたスイフトスポーツほど貴重な価値、 存在の意義を持つ日本の車はないと信じる。ベースのスイフ トはフルモデルチェンジを経ている。スイフトスポーツは依然、 そのまま販売されている。ただ以前設定されていた「セイフテ ィーサポートなし」のマイナスメイカーオプションという選択 が出来なくなった。  存…
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陳舜臣『残糸の曲』1971、日本と中国との間に生きる人間の波乱万丈と万感の思い

   この作品は陳舜臣さんが日本と中国との複雑で微妙な関係を 追求したものだと思う。戦前の日中戦争の惨劇、戦後は国交も なく、日中国交回復前後、しばらくは空前の日中友好ブーム、 その後はそれもトーンダウンし、日本国中、嫌中感情が支配、 中国はむしろ日本より冷静とさえ思えるが、しかし対日感情 はまた入り組んでいて好ましいとは言…
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