ドナルド・キーン『日本人の西洋発見』本多利明中心の記述だが、見落としや思い込みが多い 最初、日本で翻訳が出たのはもう古く1957年になる。その後 、中公文庫、全集中の一冊で新潮社などからも出た。内容はと いえば、江戸時代中期の啓蒙思想家の本多利明の思想、その著 作の紹介がメインである。ただし日本人にはさほど知名度は高 くはない。だがなぜアメリカ人のキーンさんがそれほど関心を 持ったのかである。 … コメント:0 2024年04月05日 続きを読むread more
明日、生まれて初めての奈良観光、宿泊は京都で 京都はいざ知らず、奈良となるとなかなか行く機会はない ものだ。小、中、高のいずれかの修学旅行おいうのか、卒業 旅行ででも奈良に行っておかないと、関西以外の地域住んで いたら生涯、ならに行かないという羽目に陥る可能性がある。 とまあ、何度も同じことばかり云っているわけである。それほ ど奈良はある意味、遠いのである。単に距… コメント:0 2024年04月05日 続きを読むread more
武田泰淳『富士』1971、根底に日中戦争従軍時の殺戮の経験の心の傷 この『富士』だが実に象徴的なタイトル、作品だ。泰淳の 死後、夫人の武田百合子さんが『富士日記』、富士山荘での 思い出を記した作品、処女作だったが大いに評価された、と いう経緯もある。で、泰淳の『富士』は富士山荘での出来事 を書いたものではない。 この作品、長編であり、「私」という一人の男が綴った手 記という体… コメント:0 2024年04月05日 続きを読むread more
夢一夜、新幹線で相席、そうしたら、荒唐無稽だが心に残る 夏目漱石の「夢十夜」に倣って、というほどでもなく、単に つまらぬ夢、実際に、今朝、起きる前、長々?と見た夢。 夢を見ました。新幹線に乗って、それはJR西日本です。東に 向かっていました。なぜか二人と二人の向かい合っての席、で した。私は一人、他の三人はグループのようで、男は一人、女 が二人、みな若いようです。私… コメント:0 2024年04月05日 続きを読むread more