石川達三『心に残る人々』1969,どこまでも質実、公正を貫く男性的作家の回想エッセイ

 私が日本の近代文学で最大の小説家と考えている石川達三 の1969の著書である。国木田独歩の『忘れ得ぬ人々』とそこ か重なるタイトルである。無論、こちらはエッセイである。  石川達三が学生時代から執筆時点まで、心に残っている人々 を回想したエッセイである。同じ作家仲間の菊池寛、横光利一 などの文壇人が多いのは当然と…
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ジャズライブで大阪に、ながいお付き合いの、ジャズシンガーさより、さん

先週は奈良に、今週はジャズライブ、中央区平野町のカフェamane で。シンガーはジャズシンガーさより、さん。もう長いお付き合い になった。もとは彼女からfacebookでリクエストされたこと、もう 8年にはなりそう。大阪学院大学経済学部で高橋尚子さんと学籍番 号が隣接していたとか、大阪におられたようだが、その後、埼玉県 に…
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私の打たれ強さには理由がある、悲惨な環境から学んだもの

    私は別に自分ではなんとも思わないが、昔、医局で同期から 「本当に打たれ強いなぁ」とあきれたように云われたことがあ る。実際、人生行路で何処に云ってもそんなもので、Simon& GarfunkelのKeep the Customer Satisfiedという歌の歌詞にある ようなものであった。ひとえにそれは生まれ育った家…
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