宇野千代『或る一人の女の話』1972,70年余り歩んだ放蕩無頼の道を振り返る さて、宇野千代さん、1897~1996,が1972年に発表した それまでの生涯を振り返るという半自叙伝である。寡作な 宇野千代さんからすれば貴重な作品である、が最晩年の『 生きていく私』とは随分と筆致、雰囲気が異なる。『生きて いく私』ほどの高揚した感情がない。ややしみじみ感がある。 宇野千代さんのあのような奔放な生き方… コメント:0 2024年05月07日 続きを読むread more
「電気自動車」ではなく「純バッテリー車」と呼ぶべき、充電能力もなくバッテリーだけの車に実用性はない 国内メディアも「電気自動車」の礼賛が止まらない、余計な お世話と言いたい。だが「電気自動車」という呼び方は誤って いる。モーターで走ろうがエンジンで走ろうが構わない。だが いわゆる「電気自動車」とはモーター駆動で走る車、というよ り搭載バッテリーでの純化学反応による電気エネルギーだけで モーターを駆動して走る車、とい… コメント:0 2024年05月07日 続きを読むread more
佐藤法龍『清水次郎長』三一書房、破天荒だった山岡鉄舟との出会い、実像と虚像の交錯 清水次郎長と云えば、もう広沢虎造の「清水次郎長伝」な わけだが、そのために侠客としての知名度は比類ない、のだ がその信頼できる評伝的な著作は三一書房からのこの本であ ると思う。 もう幕末と言える文政三年、1820年に船頭の二男として生 まれた次郎長だが、やはり生まれついての粗暴さ、情緒の不 安定さは顕著だった… コメント:0 2024年05月07日 続きを読むread more
やや拍子抜けの2024年のGW、観光のメインはやはり3月から4月前半か ことし、2024年の黄金週間、GWだが桜の季節、花見の時期 があまりにインバウンドも盛況で、それと比較してやや何とも 拍子抜け、天候は30日から2日まで雨も降って特に悪くもなかっ たが、雨の多い今年の流れだった。GW後半はまずまずの好天で 4月28日、29日も良かった、のだが、どうも不思議と活気に欠け た。まあ、それほ… コメント:0 2024年05月07日 続きを読むread more