山本周五郎と中島健蔵の大衆文学論争、何が純文学との違いか?

   これは1955年、昭和30年ころのことだ。あの山本周五郎と フランス文学者、文芸評論家の中島健蔵との間に行われた、 大衆文学論争、鞘当てである。無論、中島健蔵は純文学一筋 というスタンスである。  ことの起こりは中島健蔵が雑誌の座談会で  「新作の大衆小説は読むに耐えない。パチンコていどでは ないのか」とか「…
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警察庁の運転免許への優生思想導入、大願成就を支えた「認知症」病名創設と日本人に根付く優生差別思想

 警察庁は長年の念願、もう数十年どころではないが、精神病 患者を自動車運転から排除することに腐心してきた。それは明 確に道交法に極めて差別的な排除規定が長年、存在していたが、 障害者差別との批判に応える形で、その本音はさておき、差別 的な規定は削除された、・・・・・と思いきや、今度は高齢化 社会を「認知症」なる精神疾患「新…
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井上靖『霧の道・山の河』講談社ロマン・ブックス、中間小説らしい手際のよさ

    この二作品は1954年に刊行されている(雲井書店)その後は角 川文庫、文春文庫、講談社ロマン・ブックスからである。作品 としての知名度は低い。井上靖は本当に多作な作家で、いわゆ る現代物の中間小説を量産している。詩的な部分と大衆小説的 な部分を兼ね合わせた作品群だ。その量産ピークの頃にしても 、とりあえず作品として成…
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世界のあまりに一部すぎるG7、史上例がない世界ブロック化!ウクライナ戦争の落とし所がない、調停者不在

 日本国内の既成メディアの報道は、いうならばG7路線である。 一方的な報道がG7に従う、欧米のいわゆる西側世界に従う一方 的報道である。「ロシアの肩を持つのか?」と云われても、な ぜロシアが兄弟国!のウクライナに侵攻したのか、その原因を 作ったのが欧米と言わざるを得ない、欧米のロシアへの「あお り運転」の結果というほか…
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