上林暁さんに見る私小説の真髄、近眼鏡の文学と誠実主義

    小説家自身の身辺の周囲、また半自伝的な作品というなら 日本に限らず、世界中、それらは見られるだろうが、日本の 近代文学における「私小説」は世界文学にありふれた身辺小 説法、半自伝とは異なる奇怪な凄みがある。それを果たして 小説と呼ぶべきか、随想と呼ぶべきか、そのボーダーが問題 になるほど現実を離れた創作性と無縁を極め…
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フリーで生きた人生は私にはあまりに上等すぎる、別に自分を偽った生き方をする必要はサラサラない

   結局、私という人間、基本的生涯、フリーで生きたような ものだ。それにまつわる諸事情を今までは妙に悲歎したこと が多かったが、今になってみて、私にとってフリーであり続 けたことは、全くの上等としか言いようがない。何の無念で もないどころか、これしか生きようはなく、それはこの上も ない幸いだった、と今になって分かってきた。…
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石丸伸二氏、都知事選に久々の清新候補、既成政治の権謀術策の権化の小池百合子都知事との対比

   意外であるが、今回、東京都知事選に既成政治の汚れとは まず無縁な、真の意味での清新な候補が出馬、ブームを巻き起 こしている。既成政治の権謀術策、一般的な意味での権謀術策 とウソにまみれた典型というほかない小池百合子都知事、もう 若い人にバトンを渡すべきだが、なお政治権力にご執心だ。い かな東京都民でもと私もいささか絶望…
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