佐藤春夫『光の帯』1964年3月、佐藤春夫、生前に刊行最後の単行本、推理小説的純文学の枯れた境地 佐藤春夫は1964年(昭和39年)5月6日、朝日放送ラジオの番組 録音を自宅で行っている最中に急逝した。享年72歳、今から思 えば若い。東京五輪の年である。その生前、最後に刊行の著書、 単行本となったのがこの『光の帯』である。 序文で「これはわが最近に書いた推理小説である」と著者は 述べている。実はあまり知られ… コメント:0 2024年07月13日 続きを読むread more
「母」が死して三年、。私の場合の「海辺の光景」(安岡章太郎先生のひそみに倣って) 母の死をそれとなくはカミュの異邦人「きのう、ママンが 死んだ」とか安岡章太郎の「海辺の光景」、精神病院病棟の 母親の死であるが、それなりに真情は備わっている。私に対 して質量とも天文学的な暴言を浴びせ続けた「母」であった が時期的にそれも変動があった、が間違いなく云えるのは、 あの「母」のコンセプトが次男の私への憎悪… コメント:0 2024年07月13日 続きを読むread more
神隠しと紛失、その不可解でと説明がつかないことの共通性 実は昨日のこと、昼休みに車、二台あるが古いインプレッサ で出かけた。そのまえギャラクシータブレットが見当たらず、 大探ししていた。そうしたら、インプレッサの助手席のCDボッ クス(荷造り用の箱をCDケースにしている)にあった。だが、ど う考えてもタブレットが私に車の助手席にある可能性はない、 のである。だがとにかく昼… コメント:0 2024年07月13日 続きを読むread more