和辻哲郎『埋もれた日本』新潮文庫、体験に基づく文章は面白いが、哲学を論じるとまったくのコケオドシ

   この本が出たのは昭和26年、1951年10月、和辻哲郎が大学 定年退官し、2年後であるという。和辻哲郎のその時点での 近作の評論、随想と論文が一篇、現在も新潮文庫、電子書籍 で出ている息の長い本だ。「埋もれた日本」という論文がこ の本に収録されていて、それが本のタイトルである。だがそ の論文は最初、中央公論に寄稿したも…
コメント:0

続きを読むread more

コメ不足、あくまで一時的に「米穀通帳」制度の実施も?

   コメ不足の本質は、例えば地球温暖化論・脱炭素ドグマの 宣伝に利用されていたり、他方で儲からない米作、休耕田の 増加の一途、国の減反政策、そこにソーラーパネルという 「多少の電力は生んでも、何も作れないソーラーパネル」の 蔓延拡大の弊害という面もある。インバウンドによるコメ需 要の増大、とのかく大都市地域を中心に「お米が…
コメント:0

続きを読むread more

オルトランはなぜ効かないのか?そもそも水に溶けない。根に吸収されないから効果は皆無

 園芸では定番の殺虫剤、土に撒いた水に溶けて根に浸透、 吸収され、その殺虫成分が葉などに行き渡り、害虫の被害 にあいにくくなる、というのである。また土の中の害虫の 幼虫などに効果を示す成分も含まれたオルトランDXもある。 土中の害虫の駆除単独ではダイアジノンという薬剤もある。  ともかく、その効能を読むとまことに頼りに…
コメント:0

続きを読むread more

ジョルジュ・バタイユ『蠱惑の夜』(原題:C神父、L’Abbe C)無神論の上にさらなる宗教の創造を目指す

    作者はジョルジュ・バタイユ、1897~1962,フランスの哲学 者、思想家、作家である。ニーチェから影響が強いという。こ の作品、邦題は『蠱惑の夜』難しい字であるが「蠱惑」は「こ わく」と読む。原題は「C神父」 L'Abbe C  まず、こういう具合に始まる。ある女性が双子の兄弟を愛す る。瓜二つの双子のうち、神…
コメント:0

続きを読むread more